ヒスタグロビン注射を接種してきたので、その感想を書く。
結論から言うとこの注射はとてもおすすめできる。
いつもなら鼻詰まりと睡眠不足に悩まされる季節なのに、この注射を打ってからはそれが嘘のようになくなった。
鼻が詰まらずに清々しい気持ちで桜を見ることができたのは、人生で初めてだ。
私は物心ついたころからのスギ花粉症(クラス4)で、最近の対策は以下の記事のようになっている。
2017
2019
ノイロトロピン注射とビラノア錠(内服薬)で日中の症状は抑えることができていたのだけれど、就寝前後にはまだ辛さを感じていた。
2019の記事にあるように自己血による耐性導入法も試していて、一定の効果は出ていたのだけれど、仕事が忙しくなってきてしまい、頻繁に病院に通うことができなくなってしまった。
そこで効果が長持ちしそうなヒスタグロビン注射を希望してみることにした。
ヒスタグロビン注射は、人の献血由来の血液を原料とする特定生物由来製品(生物製剤)だ。
病院で医師の指導のもと接種してもらう必要がある。
ヒスタグロビン注射の処置を行っているかどうかは、「病院の○○科」だけではわからないので、地道に電話をして調べた。
アレルギー科を掲げていてもヒスタグロビン注射を行っていない病院がいくつもあることが分かった。
最終的に広島市内でヒスタグロビン注射を行っていて職場からある程度近い病院を見つけることができた。ここだ。
杉本クリニック
院内は清潔で、患者が少なかったこともあるのかもしれないが、すぐに順番が来た。
スピード診察と処置により初診なのに30分弱程度しか滞在していない。
これならば仕事の昼休みでも余裕で受診できる。
ヒスタグロビン注射は皮下注射なので、上腕部分に注射をされた。
注射をした当日は、若干の眠気を感じることがあり、鼻水やくしゃみも通常程度だった。
しかし、翌日から劇的な変化が起きた。
朝起きて鼻が詰まっていないのだ。
日中も内服薬を飲めば、花粉症の症状が全くでない。
夜になっても花粉症の症状は現れない。
こんなに楽になるのであれば、もっと早く注射をすればよかった。
屋外で開催されるお花見にもストレスなく参加でき、鼻が詰まっていないのでいつも通り眠りにつくことができた。
花粉に悩まされない春という季節がこんなに素晴らしいものだったとは。
ただし、自分が花粉症患者であるという自覚を忘れてはいけない。
「注射をしたから大丈夫」ではなく「いつもより対策に気を抜いても大丈夫」という状態なのだ。
だからマスクと帽子、つるつるした素材の服で極力花粉を体に付けないようにする心がけは常に必要だ。
詳しい処置はそれぞれの主治医の判断になると思うけど、全国の花粉症でお悩みの皆さん!ヒスタグロビン注射おすすめですよ!!
※その後3週にわたってこの注射を1回/週で打ったので追記
主治医からの「7~10日前後で効果が切れるのでそのタイミングで来院して」との言葉通り1週間前後で効果が切れている感覚があった。
毎週土曜日午前中に通院し、3回ほど注射を行った。
この注射と服薬によって一番キツいヒノキシーズンをうまく乗り切れた気がする。
2019年はGW半ばには症状があまり出なくなったので、注射は4月末を最後に行っていない。
来年以降もシーズン中に注射を行う予定だ。
2019.05.02 ishikuro