QNAPのNAS(TVS-471)が手に入ったのでCPUを交換した件

投稿者:ishikuro

私はデータの保存にNASを使っている。
OnedriveとかGoogleドライブとかのクラウドサービスを使えばいいのかもしれないけど、古い人間なので大事なデータは手元に置いておきたいのだ。
それに現在我が家は仮住まいであり、インターネットは3日で10GB制限のWiMAXだ。
こんな容量じゃとてもじゃないけど動画垂れ流しなんて贅沢なことはできない。

そこで話がNASに戻る。
この記事で購入したNAS(TS-251)は、実家で元気に稼働中であり、データ置き場やVPNサーバーとして活躍してくれている。
このNASのおかげで実家のネットワークにアクセスできるので、実家のIT機器のメンテナンスが広島にいながらできる。
あまりにもNASが便利なことに気づいたので、今回純粋にNASの性能を強化し、NAS上に複数の仮想マシンを立ち上げることにした。
狙いは旅行や出張の際に持ち歩いているwindowsマシンをなくすことだ。
10インチ以下のwindowsマシンは性能のわりに割高で、ちょっと処理性能を上げようとするとすぐに価格が跳ね上がる。
おまけにカバンのスペースを食い、1.5kg程度と重量もバカにならない。
あと私はバッテリーで駆動する機器があまり好きではないのだ。
バッテリーの寿命が製品寿命なんて、バカげている。

さて愚痴は置いておいて、十分な帯域さえあれば、タブレットやスマートフォンで自宅のNASに接続し、使い慣れた仮想マシンで作業ができるはずだ。
これから数回にわたってこのNAS(TVS-471)で仮想環境を構築し、そのリモートでの使い勝手についてを記事にしようと思う。

ここでようやく本題なのだが、仮想マシンを構築して運用するには、デュアルコアのCore i3 4150では少々荷が重い。Core i5 4590Tに交換し、メモリも増設することにした。

分解についてはこのブログ(取手総合法律事務所 茨城県取手市の法律事務所 弁護士 貝塚聡)が詳しいので、私は補足的に書いていこうと思う。

必要なもの

長いプラスドライバー
CPUに塗布するグリス
(同時にやった方が楽なので)増設するメモリ

 

分解手順

外側のネジを3本外して、カバーをNAS後ろ方向に引っ張り、持ち上げて取り外す。
電源を固定しているネジを外し、電源に接続しているコネクターを外す。

この際、ミリネジとインチネジが混在している箇所があるが、ケースはミリネジ、電源はインチネジと覚えておくと間違えない。
ネジを締める前にネジ穴とネジのピッチを一応確認しよう。
電源を取り外すとこんな感じ。

次にライザーカードの取り外しにかかる。
先ほど紹介したブログでは、以下のようなオフセットドライバーを使用しないとライザーカードは外せないとある。

しかし、ダメもとで長いプラスドライバーを使用したところ、オフセットドライバーがないと難しいと言われているネジまで届いてしまった。

このことからTVS-471の分解において、オフセットドライバーは必ずしも必要ではない。
私が使ったのはこのドライバーだ。

最後に全面パネルを固定しているネジを外し、マザーボードを固定しているネジをすべて外す。
最後のネジは全面パネルの裏にある。

パーツ取りとして購入したThinkCentre M73を分解し、CPUを取り外す。

TVS-471には標準CPUとしてCore i3 4150がついている。
これをCore i5 4590Tに交換する。
4590Tは4590Sより更に省電力を推し進めたモデルだ。TDPは35Wとなっている。
常時稼働するNASでは、性能はもちろん消費する電力も重要な要素だ。
i3とi5を並べてみたところ。

グリスを薄く塗り、分解とは逆の手順で元に戻す。
そうそうグリスはこれを使った。

幸い交換後はTVS-471と部品取りとして購入したThinkcentre M73ともにCPUを認識して起動した。
TVS-471はメモリスロットのうち1スロットがアクセスし辛い位置にあるので、同時に交換すると良い。
DDR3はDDR4が主流となった2019年現在、中古で購入すると安い。
新品でもこれなら安い。silicon powerは一応信頼できるし、チップは今は亡きELPIDA製だ。今はマイクロンが作っているんだろうか。

韓国hynix製のメモリもあったが、同価格帯であったので今回は懐かしさにつられてsilicon power製メモリを購入した。いつもはSanMaxメモリ一択なのだけれど、今回は構築を急ぐ必要があったという事情もある。

交換後のシステム画面では、メモリは16GB認識され、CPUは4590Tがちゃんと認識されている。
システムの再インストール等は必要なかった。
自作PCを数台組んだりバラしたりできる程度の知識があれば、CPUの交換は簡単に行うことができる。

今更Haswellと思われるかもしれないが、動画編集やヘビーなPCゲームを行わないのであれば十分実用可能だ。
しばらくこのNASで遊んでみようと思う。

次はデータボリュームの構成だ。

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