こちらの天秤自作の記事に書いてあった「天秤とカゴの接続」項目の内容が多くなってきたので、分割して独立した記事にしました。
自作した天秤(菊間式半月天秤+ワイヤー)に遠投カゴを接続します。
必要なもの
- 遠投用カゴ(ダイワカゴ)
- 天秤上部固定用収縮パイプ:内径4.0〜4.8mm
- カゴ上部こませ放出調整用ゴムパイプ:内径2.5mm(かめや特太)
道具
はさみ
ライター
オリジナルの記事ではダイワカゴを使っているため、この作成方法ではダイワカゴにしか対応しません。
しかし、カゴを特注することや、接続部を工夫することでその他のカゴも使用が可能です。
遠投カゴについては、この記事で比較をしました。
一応購入リスト(ネット上で適当なサイズが見当たらない かつ 単価が100円以下のゴムパイプは省略)
ダイワカゴの黒ってなくなったのかな?
なんで赤くなったんだろう…黒赤の組み合わせもう飽きたよダサいよ…
天秤とカゴの接続
ダイワカゴ
自作した天秤に遠投カゴを接続する。
ダイワカゴの場合は、カゴ芯棒上部に直径5mm(内径2.5mm)のゴムパイプを35mm被せる。
オリジナルではゴムパイプの長さは35mmだが、ドバ撒きしたい等の好みに合わせて20mmや30mm等短くしても良い。
ゴムパイプをカゴ側に下げ、天秤とカゴを接続する。
収縮チューブ4mmを40mmカットし、天秤に被せる。
その後ライターで炙る。
収縮チューブが固まったら、カゴのゴムパイプを上にずらして完成だ。
以下の画像が完成した全体像だ。
ダイワカゴ以外のカゴの固定について
海幸漁具アッパーロケット
ダイワカゴのようにカゴが途中で折れるカゴは、エサが入れやすい反面飛距離が伸びないというデメリットがある。
そこで、カゴ部分を籠師会様のアドバイスにより海幸漁具のアッパーロケットに変更したところ、飛距離は伸びたが天秤とカゴの接続部分の形がダイワカゴとアッパーロケットとで異なっており、天秤へのカゴ固定が難しくなってしまった。
アッパーロケットでは5mmのゴムパイプが通らないため、直径5mmの収縮チューブを使用して天秤に無理やり取り付けた。
カゴ釣り研究会のカゴ
海幸漁具のアッパーロケットは天秤への固定方法が無理やりだったこともあり、数投するうちに収縮チューブが破けてカゴを固定できなくなってきてしまった。
対策を考えていたところカゴ釣り研究会様がカゴの特注を受け付けていると言う情報を入手した。
早速連絡を取り、ダイワカゴのような接続部を持ち、カゴを開ける際に軸が途中で折れないカゴを特注してもらった。
HEK-10SSをベースに作成したところ、費用は(本体価格)1500+(特注代)350=1850円であった。
特注は2個からの受付なので、1850×2=3700円となった。
仕掛け代としてはいささか高くついたが、特注にしては安いと思う。
カゴの加工精度も高く、大変満足している。
この特注カゴを天秤につけるときの直径5mmゴムパイプの長さは20mm程度で良い。
それ以上長いとカゴが開かずエサが入れられない。
この天秤を使用した仕掛けのいい所は3つある。
1.とにかく糸絡みが少ないこと
2.天秤の足が長く、カゴをゴムチューブで天秤に固定できるので飛行中のブレが少ないこと
3.1.と2.によって飛距離が出ること

※天秤上部固定用収縮パイプとカゴ上部こませ放出調整用ゴムパイプで固定前の画像です。カゴはHEK-13MM。
しかし、明確なデメリットが1つある。
特注カゴはカゴを開ける際に軸が途中で折れないため、エサが入れにくいのだ。
このため手返しが悪くなる。
この致命的な欠点に対策をするため、この天秤カゴセットを2〜3個作り、1投目を投げた後に2投目用のカゴと付け餌をセットし、2投目はサルカン下の天秤ごと交換する。
ダイワカゴも同時に持っていき、ダイワカゴでドカ撒き→特注カゴでパラパラ撒き→ダイワカゴでドカ撒き→…と繰り返して使っている。
そのうちこのページの写真はもっと充実させたい。
※2019/11/11追記
写真を充実させ、本文を一部変更しました。
また現在はダイワカゴは使用せず、全て特注カゴを使用しています。
まだまだ追記の必要がありそうです。
ishikuro
※2020/04/09追記
広告をいろいろ追加しましたが、元ネタあってのこの記事ですので、こちらの記事から得られた収入は全額釣具のイシグロで使うことにします。
ishikuro