2018北京 その10 ~乗継便が予告なく遅れ、帰国の危機を体験した件~ 完

投稿者:ishikuro

その9はこちら

短い北京二泊三日の旅も終わりだ。
私の帰国する際のドタバタはお決まりだが、今回も例外ではない。

北京から大連に向かう便は07:55発だった。
宿から空港へは、エアポートエクスプレスで向かおうと考えていた。
起きられないのが心配で、一睡もせず駅に向かい、珍しく予定通りエアポートエクスプレス発車駅に着いたはいいが、どうにも人が少ない。
始発ならこんなものだろうと思って駅員に確認したところ、始発電車は6時発であった。5時始発の乗換案内が検索で出ましたけど!!!??
空港までの所要時間約50分、この時点で既に絶体絶命だ。

即座にプランBを検索した。
バスなら運航している。
このまま待ってバスかタクシーかをすぐに決断しなくてはならない。
来るかどうかわからないバスでは間に合うわけがないので、即座に流しのタクシーを捕まえて空港へ向かった。
マニュアル操作の上手な親切なおっちゃんだった。
幸い早朝ということもあり、渋滞もなく、かつボラれずに済んだ。
しかし料金は75元、エアポートエクスプレスは25元なので、自らの不注意の対価として3倍の金額を払うことになった。

空港に到着し、安心感から優雅な朝食をとった。

一難去ったと思いきや災難はまだ続いた。
搭乗手続きが開始されないのだ。
出発予定時刻を過ぎても8:25になっても何のアナウンスもない。
他の乗客も混乱していた。
おまけにチケットを見直すと出発時間9:30と書いてある。
なんだ…これは…
繰り返すようだが私の搭乗する飛行機は07:55発だ。
現在時刻は08:30、遅れるのは仕方がないが、状況説明をしてもらわないことには乗り継ぎが間に合わないぞ。
私も近くの係員に話しかけてみるが、答えは「わからない」であった。
おまけにここは空港の中心部から離れた場所に位置している搭乗口であり、情報が集まりやすいであろう中心部に戻ることは困難であった。

そうこうして駆けずり回っているうちに一部の方が状況を確認してくれた。
大連での霧が遅延の原因だと言う。

チケットの9:30発という記載は、チケット発行時点から遅延することが分かっていたからだ。
わかっているなら説明してよ…
大連→広島の乗り継ぎ便も大連で待っていてくれているとのことで、やっと一息つくことができた。
その後も待機が続き、搭乗開始したのが10:10、北京を出発したのが11時頃だった。

大連に到着すると空港はかなり混雑していた。
いろいろな便が遅延しているんだろうな。

大連は14時ちょっと過ぎに出発となった。
もう安心だ。

遅延に次ぐ遅延で、広島に到着した頃には18時であった。
北京と日本の時差が2時間とはいえ、7時に現地を出発してから11時間もかかるなんて太平洋横断でもしたのかしら…
いろいろと残念なことが続いた北京だったので、もう1回訪れることがあるかと聞かれると、答えに困ってしまう。
技術というか時代の流れは恐ろしいもので、この記事を書いている2020年現在では、日本でもQRコード決済が一般的となっているし、中国でも旅行中の一時的な支払いに対応できるalipayの仕組みが登場している。
その2で作った中国の電話番号はまだ生きているので、もしかしたら再訪するかもしれないが、可能性は極めて低い。
今のところは急成長を続ける大国の首都の2018年の様子として、私の記憶にとどめたいと思う。

2018北京 完

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