その3はこちら
バスに乗って前日泊まった宿で荷物を回収した後は、新しい宿に移動だ。
本日のお宿はこちら。
べっぷ好楽
後述する理由により、このホテルに私は二度と泊まらない。
前日宿泊した西鉄インの真裏に位置するこのホテルは、歓楽街などの中心部へのアクセスが良く、立地は悪くない。
海も近く、私好みのロケーションといえる。
玄関前のスペースにバイクをとめさせてくれた。
駐車場があるだけでありがたいけど、ドアがぶつかりそうなことを考えると前日の西鉄インのほうが良かったな。
ほとんどの部屋が和室なのだが、狭いという理由でとても安く泊まることができた。
部屋はこういう感じだ。
狭すぎず、必要十分で清潔、安全なスペースが確保されている。
お風呂は1階に内風呂、屋上に露天風呂がある。
どちらも悪くない。
ただしシャンプーの質は西鉄インの方が上だ。
ここからはダメ出しだ。
このホテル、アピールの仕方が「高級旅館」なのだが、細かいところにほこりがあったり汚かったりと所々にツッコミを入れたくなる部分が見受けられた。
部屋は部屋で、歩くたびに床がミシミシ音を立て、床に踏ん張って体を揺らすと部屋全体がゆらゆら揺れるようなお粗末な作りである。(最近ちょっと太ったが、私の体重は成人男性の平均的なレベルだ。)
係員の対応も「高級」というには程遠い気がする。
悪くはないのだけれど。
極めつけは、夜中に部屋でくつろいでいたら馬鹿でかいゴキブリが出た。
出るだけならいいが、天井から私の目の前に落下した。
直撃していたら流石に危なかったかもしれない。
係員に言って対応してもらったが、部屋は満室で変えられないそうだ。
この殺虫剤まみれの空間で寝ろっていうんですかそうでえすか。
窓からは虫がガラスにあたる音が今もコツコツと聞こえる。
窓すら開けられないではないか。
こんな空間では到底寝れないので、写真や動画の編集など行っていたら、案の定寝不足で次の日の観光がグダグダになった。
こればっかりは運なのかもしれないが、東南アジアの安宿ですら虫は出なかったぞ?
つまりこのホテルは売り出し方がいけないのだ。
「高級旅館」を前面に売り出してしまったばっかりに、宿泊客が過剰な期待を抱いて宿泊し、ガッカリして帰ることになっているんだと思う。
下品な例えだが、写真を盛りすぎて実際とは別人というパターンと同じだ。
trivagoでは4つ星ホテルとなっているが、どう考えたって2つ星だ。
おまけして3つ星になればいい方くらいの設備だと思う。
大した額払っていないので、ゴチャゴチャいうのはこのあたりにしておく。
さて、お待ちかねの砂湯だ。
別府市営別府海浜砂湯に向かった。
砂に埋まる温泉というのはやったことがない。
海を見ながら砂に埋もれられることを楽しみにやってきた。
ちなみにちゃんと内湯に温泉もある。
こういうところまで源泉かけ流しとは恐れ入る。
入湯料1030円もとられるが、砂に埋もれる体験ができるのはここだけなので払うことにする。
受付で専用浴衣を渡されるので、それに着替える。
ちなみにコインロッカーは有料(100円)だ。
砂の上に横たわると砂かけさんがザクザク砂をかけてくれる。
口や耳鼻に砂が入りそうだけど、心配はいらないみたいだ。
サービスの一環なのか砂に埋まる前にスマートフォンやカメラを渡しておくと撮影してもらうことができる。
twitterにもuploadしたが、埋まるとこんな感じだ。
最高に気持ちがいい。
最初こそ暑いが、海風で砂が程よく冷めていく。
物足りない場合は砂のおかわりが可能だ。
楽しい時間はすぐ過ぎる。
あっと言う間に15分が経った。
体全体がポカポカして、明らかに血のめぐりが良くなったのがわかる。
このスポットは間違いなく私のお気に入りに追加されることになった。
さぁホテルに戻ろう。
次はお祭りだ。
え、お昼ごはん?
温泉と観光が楽しすぎてまだ食べられていない。
この後ちゃんとおいしいお店に出会うのでまだいいのだ。