その1はこちら
フェリーに乗り込んだ私は、船内を少しうろうろしてみた。
久しぶりの船旅だ。
かなりワクワクする。
誰もいなかったので、座敷でゴロゴロして過ごすことにした。
駐車風景を見れば乗客が少ないのはお分かりだと思う。
ところでこの船、受付ではWi-Fiが使えるとの紙があった。これだ。
ちょっと期待したのだが、結論から言うとWi-Fiは使えない。
Softbankの電波がたまに途切れつつ繋がる感じだ。
繋がっている間LINEの通話などに支障はなかった。
当方Y!mobileの回線も所持しているのだが、こちらは航海中所々圏外になることがあり、サブブランドとキャリアの違いをまざまざと見せつけられる結果となった。
大体の目的地しか決めずに出発してるため、船の中でルートを整理した。
国東半島の中央を突っ切るルートもあったが、夜間で走りなれない場所のため無難に国道を使うルートを選択した。
九州上陸後、約70kmの道のりだ。
早く宿につきたい一心だったので、またほとんど写真がない。
信号が少なく大変走りやすい道だったのを覚えている。
近頃”旅”という形で運転することがなかったため、最初こそ違和感があったが途中から涙が出るほどの解放感(大げさだな)だった。
なんだかんだで1時間半ほどでホテルに到着。
冒頭でも書いたが、なーんにもない田舎道を走っていると海岸線の向こうに突然キラキラした地帯が現れる。
この時点でワクワクが高まって仕方がなかった。
写真を撮っておけばよかったな。
お世話になったのは「西鉄リゾートイン」。
1泊8500円(朝食付)だった。
普段素泊まり5000円以下の宿しか泊まらない私にしてはかなり贅沢した方だと思う。
その甲斐あって素晴らしいホテルだった。
部屋は普通のビジネスホテルだけど、清潔に保たれていて設備も新しい。
フロントスタッフの対応は丁寧で、深夜にチェックインした私を嫌な顔一つせずに迎え入れてくれたし、バイクはしっかりした場所に駐車させてくれた。
温泉も素晴らしかった。
髭剃りやらなんやらのアメニティは完備だ。
今考えると2泊目もここにすればよかった。
ただそれは少し先のお話。
まずは明日のメインイベント「湯~園地」に備えてしっかり寝よう。
その3に続く