唐突だが、データの保存にはNASを利用している。
network attached storageと言い、USBなどでPCに接続して使うDAS(direct attached storage)に比べ、柔軟な運用が可能である。
近年クラウドストレージが充実してきており、もしかするとそれを使えば済む話なのかもしれない。
実際officeファイルはonedriveに置いているし、テキストやメモはevernoteのお世話になっている。
しかし、大量の写真や動画をインターネット経由で所有する事は慣れない管理が面倒で、容量によっては月額で追加料金がかかる。
月々で支払うと言う仕組みが嫌いなのと、PCにデータを保存しているとスマートフォンやタブレットなどほかの端末から参照できず不便なので、NASの出番というわけだ。
買い替えの前にNASの利用歴を少し書き残しておく。
元々はnetgear社のreadynasを利用していた。
購入した際はnetgearに買収される前のInfrant社が製品を提供しており、日本語コミュニティも活発であった。
readynasを利用したことでNASの便利さに目覚め、以来そこから我が家では欠かせないPC周辺機器のひとつとなっている。
しかし、netgear社の買収によるゴタゴタでサポートがグダグダになり、私の心はreadynasから離れてしまった。
次に目を付けたのがQNAP社製のNASだ。
readynasを上回る多機能に加え、業界の老舗であり、世界シェアも高い。
インターフェースは各言語にローカライズされ、マニュアルが各所に転がっていて大変扱いやすい。
製品をいくつか購入したが、2016年現在カタログ落ちしたTS-221が現役で稼働していた。
機能面で全く不満はなかったのだが、やはり動作が少し重くなってきたことと複数端末からのアクセスでの速度低下が気になり、上位機種に買い替えることにした。
4ベイの商品と迷ったが、以下の理由により今回も2ベイのものを選択した。
- 個人でしかもそこまで大したことをしないのにRAID5を組む意味がないのではないか
- SSDキャッシュは試してみたかったが個人でしかも(ry
- HDDを追加購入する資金はない
synologyの製品とも迷ったが、アクセスする台数が増えることを考え、LANポートが2つあるものを探した。
で、ついに買ったのはTS-251
日本だと7万円近くしているこの機種、まさかと思いamazon.comを見てみると$249と出ている。
内外格差約4万円。
こいつはどこに消えてるんだろうな。
幸い注文できるようなので、Amazon.comに注文をかけると次のようなスケジュールで我が家に届いた。
Ordered
Jul 13
Shipped
Jul 14
Delivered Jul 19, 2016
太平洋横断してるのに一週間もかからずモノが届くなんて、地球は狭くなったと思う。
その時担当した運送会社が”iparcel”という業者だった。
ネットで検索してみると、どうも評判がよくない。
届くまでドキドキしたが、幸い特にトラブルが起こることはなかった。
メールさえすれば、ちゃんと国内の追跡番号を教えてくれるし。
いろいろなブログで開封の儀などはしていると思うので、当ブログでは特筆することはない。
電源ケーブルは、日本で一般的に使用可能な=の形のものだった。
面白そうなおもちゃが手に入ったので、何かいじってみたらまたここに記事を書こうと思う。